ピルが無い昔の避妊法が抱えていた問題点

ピルは日本国内だとまだそこまで普及しているとは言えない状況にありますが、欧州などを中心とした世界各地を見るとピルの普及率はかなり高くなってきています。
服用することで計画的に、かつ高い安定性での避妊ができると言うことは、避妊法のひとつとしてピルが持つ大きなメリットであると言えるでしょう。
さて、ピルが登場したのは1960年代のアメリカでしたが、しかし1960年代まで人は避妊法なく性行為をしていたというわけでもありません。
ではピルが登場するよりも昔の世界ではどういった避妊法があったのかと言うと、歴史上、最も古い避妊法として確立していたのは「コンドーム」です。
用途は少々異なるものの、コンドームの原型は紀元前3000年のエジプト王朝には既にあったとされており、遥か昔から存在していたと言えます。
現在のような用途になったのは1870年代のことであり、それでも100年以上昔からあるということで非常に歴史ある避妊法でしょう。
次に、現在ではあまり使用されてはいないものの「ペッサリー」という避妊法もあります。
ペッサリーは女性の膣の中に入れて使う蓋のようなもので、これを使用することで射精によって膣内に入った精子が子宮へ侵入するのを防ぐ作用があります。
これ以外だとIUDなどもありますし、また避妊としての確実性は低いもののリズム法や膣外射精なども避妊の方法の一つとして挙げられます。
ただピルがこれらの方法と比べてはるかに優れているのはやはり、女性が主導して行える避妊法であること、そして成功率が非常に高いことでしょう。
特に過去のアメリカなど、中絶や避妊がそれだけで悪だとされた時代にはレイプ被害などに遭った女性が望まない子どもを産むなどの状況にありました。
そうしたことを考えると、ピルなどの方法ができた現代は非常に良くなったと言えるでしょう。